新所歴史等まとめ

電子書籍の閲覧方法はこちら
新所歴史等まとめ
書籍をダウンロードしますダウンロード
ブラウザでも読めますブラウザで見る

投稿

2020/03/02

著者

八卷直一

詳細

新所地域の生活と文化の維持発展には、新所にとどまらず、湖西全域および浜名湖周辺地域にも大きな寄与が期待される。いわゆる浜名湖生活圏という捉え方のもとに、新所地域のこれからを期するべきであろう。
 まず協議会のプロジェクトについて、現実的な目標の設定と、組み込まれるべき内容を特定しなければならない。当初案では、農泊と移住促進、および文化拠点への看板の設置を主眼としていた。それらが重要な要素であることに疑う余地はないが、新所の現状を調査すると、現実に農泊に供する家屋や、引き受けるべき人材はほとんどない。また、看板の設置は良い試みではあるが、設置や維持のコストに比べて現実に来て観ていただける人数は、それだけでは多くを見込むことは不可能である。これらを踏まえて、基本方針は維持しながら、全体の目標と現実的な諸事業を再定義することから始めたい。目標の中で、農泊と移住促進事業は地域の未来にかかわる重要事項であり、息の長い活動を要する。したがって、当面の事業計画の中でも、これらに着手し、着実に進めることは大前提である。
 本事業全体の捉え方としては、「浜名湖文化圏のなかでの新所地域の生活と文化の発展」とし、含まれる諸事業単位は、できうる限りソフト的なものとする。ソフト的とは、たとえば箱もの事業などのハード志向を目指すのでなく、地域の生活や文化に資する情報の収集・発信、歴史の再発見などの調査・研究事業、各種イベントの企画・実施、などを指す。これらの各について、具体的な成果を積み重ねながら、引き続き冊子としてまとめることとしたい。イベント事業の目的は、農泊と移住の促進につながることを含む企画とし、目的に沿った人々の訪問促進を図ることとする。
事業項目として、以下を挙げたい。
1. 新所地域の情報発信のためのスマホアプリの制作
2. 新所地域の主要な歴史資産の初期調査
3. 浜名湖文化圏の湖上交易を中心とした歴史調査と、新所再興の道程の提案

 本稿は、2.にあたる歴史調査に位置付けられるものである。内容は、主として、新所自治会「わがまち新所再発見」編集委員会の編纂になる。「わがまち新所再発見」(1)の記述と、和田明美編「道と越境の歴史文化」(2)の記述から拾ったものである。

Internet Explorerではブラウザ閲覧ができません
ご利用のデバイス
ご利用のブラウザ
注意点